カリタ クリーンカットミル 固着解除
固着。 回転部分が固着しているようで、調整レバーを左右に動かない。2台あるので深煎りと中煎りのメッシュ固定で使っていたせいでしょう。しかし年式で構造が変わっているらしくネットで検索してもよくわからない。 かといって40年近く使ったので、カリタに修理を依頼すると高額工賃、部品交換、或いは買い替えになるでしょう。ダメ元でチャレンジしてみます。もちろん自己責任で。 全く動かないので荒療治します。(必ず電源は抜いておきましょう) メッシュ調節レバーを抜き、その穴にドライバーの先を浅い角度で入れ、ハンマーで叩いて少しずつ回転させ、最終的には、シリンダー(上部の輪っかの部分)を上に引っこ抜く。 コツコツ叩いてココまで浮き上がってきました。(ネジ山が見えている部分が浮き上がった) このネジ山が付いているシリンダーを上に引き抜きます。傾かないよう真っ直ぐに引き上げます。かなり精密に作られていますので慎重に。傾いてしまったら木槌などで軽く叩いて傾きをまっすぐにすると抜けます。 シリンダーを抜いたところ。 コーヒーの油が固まって、こびり着いてます。これでは回転しません。これをきれいに掃除して磨いておきます。 汚れを落とし、シリンダーを戻したところ。油も刺さず、ベアリングもないのに滑るように回転します。 調節レーバーが入るネジ山は 叩いて潰れたので切り直します。ねじ切りをホームセンターで買ってきました。一回り大きく切り直して新サイズのボルトにするか、既存の調節レバーを使いたいなら、同じ大きさのネジ穴を新規に切り直します。 ねじ切りのネジ穴にホームセンターで買ったボルトをレバー代わりに。必要十分。