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ネルとペーパーでは味が違うんですか?という質問

目の細かさが違います。 最近は紙もネルも目の荒さが色々出ています。 通常は紙の方がネルよりも細かいものが多いように思います。 実験の仕方。 まず、ネルでコーヒーを淹れる。 味見をする。 次に、その抽出したコーヒー液をペーパーで濾す。 味を見る。 明らかに味の違いが分かる筈です。分からない人はどちらで入れてもいいと言う事になります。便利な方、安い方を使えば良いでしょう。 同様に、様々なフィルターを実験してみると良いでしょう。(粗いフィルターから始めること) 目が細かいフィルターは抽出に時間がかかります。 目が荒いフィルターは速く終わってしまいます。 フィルターに合った挽き方やコーヒー粉の量を調節する必要があります

水出しコーヒー 目詰まりしませんか?

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原因は平面フィルター 漏斗(じょうご)に粉を一度に入れると 詰まって落ちなくなります。粉は水のような流体ではないからです。水を吸ったコーヒー粉も太いシリンダーから狭い出口に集中するので詰まります。フィルターも平面でシリンダーより小さいのでやはり目詰まりの元。  立体フィルターにする 下のような茶漉しを使ってみた。立体的な茶漉しフィルターはシリンダーの断面積より表面積が広いので詰まりません。 ・ コーヒー粉を上から抑えてギュウギュウ詰めにしても詰まらなくなりました。 ・ コーヒープレスの様に金属フィルターなのでコーヒーの成分も無駄なく抽出するので味わいも円やかで深みが増す ・抽出時間をかなり短縮しても味わいは殆ど変わらない ・ コーヒー粉を入れてから、缶や瓶の底などでよく抑えると、エスプレッソの様にコーヒー粉自体がフィルターになるので粉も殆ど出ない 言うことなしです。茶漉しの口がシリンダーの底の面積よりやや小さい程度がお勧め。シリンダーに粉を入れるときズレにくいです。 追記 2018年4月20日 グラインドを細かくしたら上記の茶漉しで浸透にムラが出た。そこで以下の茶漉しに変えたら上手くいきました。

丸太衣料 珈琲抽出専用ネル生地の特徴

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先の 最も簡単にコーヒーを淹れるには では驚かされた 丸太衣料の珈琲抽出専用ネルフィルター。円やか滑らか味ムラがなく非常に飲み易い。色々調べる内に 丸太衣料のサイトでは フィルターごとの生地の違いが分からない部分がある。問い合わせしたところ 社長の鷲野守彦氏が返信してくれました。 以下抜粋です。 いつもお世話になっております。 丸太衣料の鷲野です。 お問い合わせの件ですが、 珈琲抽出専用ネル生地のベースは、両面起毛・片面起毛 共に同じです。 起毛する工程で、片面だけ行うか?両面行うのか? の違いになります。 これらは、糸自体、日本製の糸を使用しており、 タテ糸に、ポリエステル糸を、使う為、綿80% ポリエステル20%となり、これらは、目詰まり防止の為に あえて、加工しております。 今まで私が使っていたネルフィルターは「綿100%」  丸太衣料の「珈琲抽出専用ネル生地」は「綿80%・ ポリ20% 」 この違いが意味することは 抽出スピードが速くなる 目詰まりが起こり難く 汚れ落ちがよい ポリエステル繊維により油脂分の吸収が減る ということになります。使いやすくて長持ちするというメリット。しかし、抽出時間が速いということは抽出の仕方(蒸らしや給湯)による抽出ムラも起こりやすいが、メッシュと豆の量、注湯による抽出時間をコントロール出来ることになる。私にとって最大のメリットは コーヒー豆をより細かく挽いても目詰まりしにくい ということです。ペーパーや綿100%のフィルターでは目詰まりしてしまう挽き方でもこのフィルターでは透過してくれるのです。脂質を含んだコクのあるコーヒーを抽出できるということです。 では、両面起毛はどうでしょうか。 鷲野社長によると 「珈琲抽出専用ネル生地」は起毛の片面・両面の違いだけで 生地は同じものを使っている という。つまり、フィルターの大きさ・形が同じであれば 両面起毛の方が元生地が薄く 密度が下がり 速く落ちる ということになります。実際に私が入手した以下の2種類。片面起毛も中々速いのですが、両面起毛は更に速く、まごまごしていると蒸らしの途中でお湯が落ちてしまいます。更に細い給湯か、一気に面で乗せる太い給湯か 迷うところ...

フィルターで濾し取った残りがコーヒーです

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コーヒーの味を決める3つの要素 生豆 焙煎 抽出 どれも大事な要素です。良い焙煎豆を購入すれば 1と2はパス。残るは抽出、淹れ方だけです。 この「淹れ方」にハマる人はかなりいます。殆どの人が感心を持つのは 器具・道具選び 温度設定 手の技術 など。確かにやり方次第で 味は変化します。変化に一喜一憂し過ぎては味の迷子になってしまいます。器具選びもデザインなど感覚的なりがち。もう少し味を物理的に追求してみましょう。ポイントはフィルターです。しかし フィルターも様々。 フィルターによる違い 濾紙 ・・・ ペーパードリップ ネット ・・・ コーヒーメーカー・コーヒープレス ネル(布)・・・ ハンドドリップコーヒー・サイフォン セラミック・ガラス ・・・  水出しコーヒーなど フィルターでコーヒー液を漉し、通り抜けたものを飲む訳です。この通り抜け成分がフィルターごとに違います。その成分の要素に油脂分があります。 油脂分は全体の味のイメージを大きく左右します。 脂が多いとコクや甘味を感じ、飲み応えもあります。喉ごしは悪く、私は途中で飽きて来ます。油脂分が少ないと 酸味や苦味がするどく 水っぽく 滑らかさに欠け バランスも悪く、私は疲れてきます。味の隙間を埋めバランスを整え、同時に口当たりも良くするのが油脂分です。 コーヒープレスなどネットフィルターは油脂分をよく通します。むしろ油脂を飲むと言ってもいいほど。目が荒く微粉もよく通すので濁ります。  紙は密度が高く、油脂分をあまり通しません。紙は抽出速度が遅いので濃い目のコーヒーが出来ます。これは濾紙の長所です。微粉はほとんど通さないので途中で抽出が進まないことがあります。 程よく油脂分を通すのはネルフィルターでしょう。微粉も通しますが濁るほどではなく、紙ほどは詰まりにくいです。 試しに、ネルやコーヒープレスで濾したコーヒーを濾紙で漉すとペーパードリップの味になります。フィルターに因るコーヒー抽出成分に違いが出るのはは間違いないところです。 ネルフィルター(起毛綿)  さて 私はネル派です。 様々な風味と油脂が程よく抽出されて・・・と自己満足の世界ですが。 ネルは形も大きさも厚さも表面の状態も様々。ネルでも...

コーヒーの布フィルター 作ってます

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まず綿付きネル(布)をチェンバロオリジナル型紙でこの形に切り抜きます 糸通しと木綿糸(太)。ミシンではなく手縫いです。 完成。ここまで5時間かかりました。 小学校の家庭科がこんなところで役に立つのです。(^・^)