ヘッドランプの黄ばみ ピカールしてみた。
ピカール PiKAL
近くのホムセンでは300グラムしかなかったのでそれを買いましたが、滅多に使わないと思うので180グラムで十分だと思います。
錆びた金管楽器の錆び落としに使ったものです。それも安い楽器のみ。高級品はすり減ってしまうからと使用禁止(部活の言い伝えで根拠はないです)。あまり良いイメージはありませんでしが、黄ばみ取りの方法をネットで検索すると、
- 専用品など数種類を使うプロかプロっぽいやり方
- ピカールだけでOKというやり方
に大別されるようです。1の方はサンドペーパーから仕上げ剤やら艶出しやら・・・。それに必ずしも成功していない方少なからず。やり直しを繰り返して時間も手間もかけ放題で、私には難易度が高すぎる。
2の方はピカールと布かスポンジのみ。平成21年のマーチK12には迷わず2の方で。
準備したもの
- ピカール
- 古いボロTシャツ
- マスキングテープ
はじめに軽く水洗いしてゴミや埃を落として水分を拭き取っておきます。油汚れを落とそうとマジックリンを使ったら白く曇ってしまったのをみました。水洗いか中性洗剤が無難ではないでしょうか。
布を使う前にスポンジも試してみましたが、布に比べると目が荒く、局面にフィットしないのですぐに止まめました。ピカールの説明書にも「柔らかい布を使うように」と書いてありますね。
一応マスキングテープでボディーを保護します。曲面にテープを貼るときは短めに切り分けたほうがうまく行きます。
ほんの少し(垂れない程度)を布に取り、少しずつ塗り広げてみました。力を入れずに軽く擦るのを繰り返します。やがて水分が抜けてきて、乾いたワックスを拭き取るように自然に取れます。程度にもよるでしょうが黄ばみもすぐ取れました。
使用後
黄ばみは紫外線による化学変化という人が多いですが、これほど簡単に落ちるとそうとばかりは言えないような気がします。汚れも要素の一つになっているような気がします。
いきなり研磨をする前に、まずはピーカールで優しく磨いてみて下さい。
ピカールは五百円前後と安価。少量を塗りこんでいるといつの間にか拭き取れているという簡単さ。特に手も汚れない。皮膜を剥がしたというよりも表面を磨いただけで黄ばみが取れたという感じです。
Bad points
ピカールの匂いが昔の商品に比べてかなり弱くなっているが、苦手な人はいるかも。
細かいキズや針穴のような剥がれはなくなりません。あくまでも黄ばみとりです。
保護・仕上げ
特に仕上げなどはいらないと思います。クリアーラッカーなど塗料は、乾燥時点でひび割れが起きることが多いようで、削り取らなければならなくなります。ランプが減ってしまうのは躊躇します。難易度が高いですね。
それでも長持ちして欲しいなら、使いやすくて保護艶出しに使えるお手軽商品があります。シリコンスプレーです。塗料ではないのでスプレーして少し置いて拭きあげれば艶も乗ります。商品の説明に
- シリコーン被膜により金属、プラスチック、ゴム、木、紙などの滑走を良くする
- 耐熱性に優れ、離型、つや出し、防水にも効果を発揮
- 無溶剤タイプのため、さまざまな素材に使用可
- 原産国:日本
とあるので、良いのではないでしょうか。また、残っても潤滑剤として車・自転車に使えます。また油でないので家の中でも使いやすいです。敷居、レールや蝶番など、色々使い道はあるので買っておいて損はないと思います。
商品ごとに用途が違うので説明書をよく読んで使いましょう。