ドリップコーヒーとは底穴ありの浸け置き式
以前の投稿で
「浸け置き式は飽和状態になるから駄目」
と言いましたが、底に穴があれば飽和状態にはならないとも言えます。
- ドリッパーにのせるペーパーフィルターなどはドリッパーの穴の大きさや数・位置
- 布フィルターなら フィルターの目の粗さ
- 更にはコーヒー粉の微分の量(目詰まりを利用する)
湯溜まりが出来ても透過が続くなら問題なしのようで、寧ろ浸透力はUPしているようです。透過スピードが遅いほど味は濃くなる。
などど曰わっている私ですが、実は毎食後にコーヒーを淹れてくれる妻のやり方を解析しただけです。
家庭用の安価なコーヒーミルで、微粉たっぷり挽目バラバラ・量も少な目。案の定ペーパーフィルターは目詰まりで、湯溜まりがたんまり出来ている。時間もかかる。ところが飲んでみると、甘みが強く滑らかで美味しい。お湯の温度は80度程度、もしくはそれ以下。蒸らし時間も適当。洗い物ををして忘れていることも多い。
しかし、旨い。
妻に、同じことを布フィルターでやってもらった。ザルのようにヌケの良い布フィルターにたんまり湯溜まりが出来る。コーヒー粉自体がフィルターの役目を果たしている。味も深みが増し一層旨い。湯溜まりで抽出時間は多少長くなるが、透過成分はペーパーより多いからだと思う。
こうなると、コーヒー抽出のタブーって一体何なのか考えてしまう…。
因みに、3種類のグラインダーで挽いたコーヒー粉の画像です。
- 2万円の家庭用
- 7万円の業務用
- 5万円のエスプレッソ用で荒目
価格ほどの違いは無いような気がしませんか?。物に合った淹れ方を研究したほうがお金の浪費を防ぎます。微粉の量や挽目のキレなど関係なく、湯温と注湯のスピードなどの関係を調節すれば、どれも美味しいですよ。(^o^)
湯溜まりの作り方?
まずは蒸らしか、点滴落としで湯をじっくりコーヒー粉に染み込ませます。十分染み込みが行き渡ったら、
図のように、周りに飛び散らない高さの限界から糸を垂らすように可能な限り細く注湯すると湯溜まりが出来て浸け置き透過になります。太いお湯を注ぐとただの薄いコーヒーになるので注意が必要です。