工事費無料! 20A→30A に変えてみた
40年前の契約
昭和の昔はアンペア増加変更すると
- 基本料金UP
- 従量掛け率もUP
のダブルUPだった。そのため現在まで35年間、容量UPは躊躇してきました。
東北電力のHPで容量シュミレーションで我が家の必要容量を試算してみた。
テレビ大小、電気毛布2、エアコン、FFクリーンヒーター・電気ストーブ、ドライヤー、照明15、AV・オーディオ4、PC2、AppleTV・iPhone2、冷蔵庫3台、オーブンレンジ2・トースター、炊飯器・・・・。
を合計してみると
- 「70アンペア必要」
と表示された。70アンペアは高額になりそうで流石に無理。
自分で出来る工夫
黄色が漏電ブレーカー、赤色が安全ブレーカー。安全ブレーカーはすべて20Aとあります。
そこで一工夫。まず、各安全ブレーカーを切ってみて、どのコンセントに繋がっているか確認します。
- W数の高いものは別のコンセントに割り振りする
- W数の高いものは同時に使わない
一つの安全ブレーカーで20A(2kw)以上にならないように振り分けます。消費量の多い、電子レンジ、ドライヤー・炊飯器・エアコンなどは複数の安全ブレーカに振り分けて使うのです。非合理的ですが効果はあります。
近年、料金設定が変わった
容量UPと増額の関係。
- 10アンペアごとに基本料金月額330円の増加のみ
- 従量増しは¥0
でいいと。月額330円のアップならとりあえず30Aに変更しようと思います。
工事費は?
高額の場合
念の為、ググってみると
- 20A~30Aに変更する際、高額工事になることがある
らしいのだ。更にググって、最後に行き着いたところは以下のサイト。
http://kaden.pcinformation.info/breaker/safety-breaker-20a-30a.htm
”安全ブレーカーを20Aから30Aに変える場合、電線の太さが2.6mm以上、コンセントの定格電流が20A以上から30A以下でなければ、屋内配線の張り替え工事、コンセントの交換工事も必要となります。”
屋内配線交換不要の場合=無料 屋内配線交換必要の場合=高額工事費の可能性大
翌日、東北電力様が訪問。早速、上記の事を先に聞いてみた。
無料…無料...無料...。なんと美しい響き〜
http://kaden.pcinformation.info/breaker/safety-breaker-20a-30a.htm
”安全ブレーカーを20Aから30Aに変える場合、電線の太さが2.6mm以上、コンセントの定格電流が20A以上から30A以下でなければ、屋内配線の張り替え工事、コンセントの交換工事も必要となります。”
ケーブルの銅線の太さの問題。我が家の屋内配線(Fケーブル)を見てみたら1.6mm程度の細いやつでした。ガッカリしながら屋内配線工事費の相場を調べると、屋内配線全部とコンセント全取替で数万円から十数万円らしい。(T_T)
無料の場合
これといった工事はなく分電盤に新しい「スマートメーター」なるものを取り付けただけ。
素人の胸算用ではどうしようもないので、聞くだけ聞いてみようと東北電力に連絡。すぐに見に来てくれる(無料)というのでお願いしました。翌日、東北電力様が訪問。早速、上記の事を先に聞いてみた。
するとプロは、先ず外の引き込み線とメーターの下側2本のケーブルをチェックして、
- 「このケーブルでOKです」
次に屋内の分電盤。
- 「各安全ブレーカーは20Aのものですが、屋内配線はそのままで(1.6mm)でOKです。」
と仰る。つまり、
- 元ブレーカー30Aでも、安全ブレーカー20Aである。
と。20Aの場合は”1,6mmケーブル”でOK。配線交換などの工事は一切不要という事です。
下の写真、
黃枠が30Aの漏電ブレーカー。
赤枠が20Aの安全ブレーカーが4個。
我が家の照明や10数個のコンセントが、4つの安全ブレーカーに別れていることを意味します。つまり一つの安全ブレーカー内で20A(2kw)を超えると、スイッチがダウン(OFF)するわけです。
※ 注意!
安全ブレーカーが20Aということには注意が必要です。契約アンペア数と関係なく、一つの安全ブレーカで20A以上の電力量を使えば安全ブレーカーは降りてしまいます。一つの安全ブレーカーに集中しないようコンセントを分けて使う必要があるわけです。どのコンセントでも30A 使えるようにするには、屋内配線を交換になるのかな?。(T_T)。
消えたメインブレーカーが
- 「アンペアブレーカー」
で、過電流で「バチコン!」と家中の電気が消えるやつです。
消えたアンペアブレーカーの機能は
- 「スマートメーター」
に引っ越した絵らしいです。ブレーカーが内蔵されているメーター。オーバーすると、一旦は「バチコン!」と落ちるけど、10秒ほどで自動的に復活するそうな。それでもしつこく何の対処もせずにいると連続9回で元ブレーカーが落ちて、何らかの対処をしたら手動で安全ブレーカーをONにする仕組みだそうです。
工事費・出張料・部品代、全て無料だった!
で肝心の工事費は、元ブレーカー交換だけなので無料。無料…無料...無料...。なんと美しい響き〜
因みに、以下は東北電力のページから(https://www.tohoku-epco.co.jp/dprivate/menu/menu_lightb.html)
従量電灯Bの計算方法
従 量 電 灯 B | 基本料金 | 電力量料金 | 再生可能 エネルギー 発電促進 賦課金 | |
使用電力量 | 燃料費 調整額 | |||
10A 330円00銭 | ●最初の120kWhまで 1kWhにつき18円58銭 ●120kWhから300kWhまで 1kWhにつき25円33銭 ●300kWhをこえる分 1kWhにつき29円28銭 | 燃料費 調整単価 × 使用 電力量 (kWh) | 再生可能 エネルギー 発電促進 賦課金単価 × 使用電力量 (kWh) | |
15A 495円00銭 | ||||
20A 660円00銭 | ||||
30A 990円00銭 | ||||
40A 1,320円00銭 | ||||
50A 1,650円00銭 | ||||
60A 1,980円00銭 | ||||
最低月額料金 | ||||
1契約につき261円80銭 |
因みに私の契約は、よりそう+eねっとバリュー。電気代は年間を通して5,000円〜6,000円程度に抑えられています。
Good points
屋内工事もなく工事費もかからなかった
Bad points
基本料金が330円増えた
追記 2023年9月6日
スマートメーター導入のメリット は色々あるようです。。。
- 訪問の検診が不要になる
- アンペア変更が遠隔で可能となる
- 停電時の復旧が自動
- 電気の使用量を簡単に把握できる