昭和一桁生まれの常識「カロリー = 栄養」

昭和6年生・82才・一人暮らしの父。

移動手段が自転車で買い物と私の店に大好きなコーヒーを飲みにやってきます。耳がわるいので、私はどうしても大きい声になります。他のお客様にはまるで私が叱ってるようにみえるのでイメージダウン(-_-;)。

その父が最近、太り始めまして。
原因は、ご飯、うどん、素麺などの食べ過ぎのようです。食欲あるのは結構なのですが、小腹がすいたと、寝る前とか、いつでもガバガバと掻きこんでるようです。カロリー過多です。おかずと言えば一品ほどで、出汁と塩分があればよし。野菜やタンパク質はほんのお印程度。おまけに
「毎日カロリーメイト缶を飲んでるから大丈夫」
と自慢気。どうもカロリー=栄養と思ってるらしい。肉や野菜をもっと摂るようすすめるとそんなもの買う金があったらうどんや蕎麦を買ったほうがましという。憎たらしいのでそのうち血圧上がって、血管が固まって、死んじまうぞと脅かしておいた。

暫くしての朝っぱら。
頭痛と目眩が酷いので病院へ連れて行ってくれと電話が来た。私の脅かしが過ぎたようです。父は日頃から顔色がすこぶる良く姿勢や歩き方など、誰もが羨むような健康体。旧に具合が悪くなるとは考えにくい。私は、自転車でもタクシーでもいいから先に店に来るように言って電話を切った。
案の定、店に来た父は顔色良く健康そのもの。私が脅かしたから不安で具合が悪くなったのだ。妻も加わり、二人がかりで健康そのものだから心配するなと説得したら、ケロリと治り、ご機嫌よく帰って行きました。

どうしても一人暮らし。調理も面倒くさがり、少ない年金では好きなものしか買いたがらない。分からなくもないが、最近は妻が気を利かし、父が店に来る度に野菜などを袋に詰めて持たせるようにしている。(人が調理したものは食べないので)
「薬だと思って口に押し込め」
と言い聞かすと、一応頷いてくれました。何れにしても、老いる程にデリケートになるのは間違いないようです。

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